なんごうや歯科医院は、現地歯科医療の技術の向上と歯科医療の発展を目的とした活動に参加しています。
バリ島の歯科事情・・・、アルジュナデンタルとは?
日本に比べて、少し遅れているバリ島の歯科医療。何かあるとすぐに抜歯してしまうというものが一般的です。日本の歯科医療のように歯牙保存を考えて治療している歯医者さんもありますが、治療費が高額なため、通院できない人が多いのが現状です。アルジュナデンタルは、特にバリに住む日本人が、安心して通院できるよう、適正価格を維持することや、日々技術の向上に努めています。
なんごうやスタッフが行く! 〜バリ島活動レポート〜
2013年2月から定期的に当院スタッフが「アルジュナデンタル」を訪問し、現地スタッフに歯科医療を指導しています。現地にもお子さんの歯並びを気にするお母さん方がたくさんおられ、KODOMO矯正の「健康に生きる」という考えに賛同し、KODOMO矯正を始めています。
VOL.15 2019.10
アルジュナデンタルにて診療の情報交換を行いました。
8月にNPOの理事長が訪問してから導入した新システムも継続しているそうで新しいことにもチャレンジされています!
バリ島在住の日本の皆さんが安心して通える歯科医院を目指します。
VOL.14 2019.6
アルジュナデンタルに訪問しました。
今回は、歯医者以外の場所で日本人ママさん、韓国人ママさんにお集まりいただき、子供の虫歯予防方法についてお話会をしました。
VOL.13 2018.6
バリ島アルジュナデンタルにて技術支援活動を行いました。
待合室で、患者さんに予防への興味を持っていただけるようポスターを作成し掲示しています。
歯石取りや定期健診がもっと広まって、お口の中に困り事の無い毎日を過ごしていただけると嬉しいです。
ドクター同士でレントゲンを見ながら診断の意見交換。
VOL.12 2017.9.23
バリ島アルジュナデンタルで活動してきました。
なんごうや歯科チームは4月ぶりの訪バリでした。
今回は虫歯でお困りの患者さんが多く来院されました。
NPO法人のメンバーで毎月話し合っているように、バリにも予防の概念がもっと広まるよう、今後も活動していきたいと思います。
アルジュナデンタルで使っているアポイント表をリニューアル!現在のアポイント表から転記中~!
レントゲンのライト板が導入されてからレントゲンがとても見やすくなりました。
香利先生がスケルティ先生の治療を見学。ドクター同士意見交換を行いながら技術レベルアップに努めています。
お子さんの歯並びを気にされているお母さんに歯並びが乱れる原因をお話ししました。
子供には歯で大変な思いをさせたくないというお気持ちで熱心に聞いてくださいました。
リニューアルした壁紙で医院がよりクリーンなイメージになりました!
訪バリの回数も増えて、現地のドクターやスタッフさんたちとの関係も深まってきました。
VOL.11 2017.1.14
2017年1月アルジュナデンタルへ行ってきました。
アルジュナデンタルではバリ島在住の日本人の方に、定期健診が定着することを目標にして、いろんな工夫を行っています。
バリ在住のお子さんと、ご両親にむしばのメカニズムと、対策をお話ししました。
ハミガキの練習中!
現地のドクターに、治療のコツを伝授しています。
現地のスタッフさんと一緒に、最後に記念撮影☆
VOL.10 2016.10.7~10.8
2016年10月 アルジュナデンタルへ行ってきました。
アルジュナデンタルでは、バリ島在住の日本人の方に“痛くなくても予防をしに歯医者に行く”ことが定着することを1つの目標にしています。そのために、今回は子供を持つお母さん向けに「虫歯予防の紙芝居」と、子供達に向けて日本のおまつりを開催しました!
バリ在住の子供達とそのお母さんに向けて虫歯予防のクイズ&紙芝居をしました。なんと!バリの小学校には午前10時ごろスナックタイムというものがあり、学校に甘いお菓子やジュースを買う売店がいくつもあるそうです。虫歯になりやすい環境が学校にも!
来院者の方の症状や治療方針についてドクター同士で密にディスカッション中!
日本で行っている定期健診の手順をドクターと練習!歯茎の検査の際のポイントや、歯のクリーニングの進め方のコツなどをお互いにシェアしました。
実際に現地のドクターが治療をしているところを見ることで的確なアドバイスにつながります。
今回は、兵庫県加古川市の黒田先生もアルジュナデンタルのボランティアに参加して下さいました。現地のスタッフさんたちと集合写真!
今回も現地でお子さんの歯並びを心配されているお母さん方といろいろお話をしました。バリの子供達も日本の子供達と同じように口の周りの筋肉のアンバランスで歯列不正が起こっているケースがよくみられます。
VOL.9 2016.3.11~3.12
2016年3月 アルジュナデンタルへ行ってきました。
今回は隙間時間を利用して、現地のドクターと歯周病治療の練習、メンテナンス(定期健診)についてのディスカッションをしたりと充実した時間を過ごすことが出来ました。
歯並びが気になると来院した男の子のご家族に、歯並びと舌の使い方や、体の姿勢との関係についてお話しました。
このときお伝えした舌のトレーニングを毎日やってくれているそうです。
現地のドクターの治療を見ながら技術アップ応援中!
バリの方はとてもフレンドリーで、来院者の方ともすぐに打ち解け、いろんな話で盛り上がります。
来院した子供達とスタッフさん達は、いつも楽しそうに会話しています。
現地のドクターと治療について沢山ディスカッションし、バリに住む日本人の方が、より安心して治療に通えるよう環境を整えます。
1日目の診療を終えてスタッフの皆さんと集合写真。
フェニー先生と「定期健診時のクリーニングの方法」を実践練習!日本でのクリーニングの方法を体験していただきました。
VOL.8 2015.6.6〜6.8
今年で3年目となるアルジュナデンタル訪問。
昨年はスケ先生が、バリからなんごうや歯科医院に研修に来られるなど、『バリ島活動』の幅がどんどん広がってきています。
札幌の歯科医院の歯科衛生士さん(前列右)が語学研修のため、バリに滞在。アルジュナデンタルに興味があるとのことで、見学に来られました。
歯医者を嫌がる子どもさんへの対応の仕方を伝授する香利先生。
「今後の治療方針について、一緒に考える良い機会になりました。」
札幌の歯科医院の歯科衛生士さん(前列右)が語学研修のため、バリに滞在。アルジュナデンタルに興味があるとのことで、見学に来られました。
VOL.7 2015.2.9〜2.10
今回のバリ島訪問で3年目を迎えます。初めはたくさんの課題がありましたが、ひとつずつ、そして少しずつ、互いに成長しながら取り組んてきました。
昨年の秋には、スケ先生がなんごうや歯科医院を訪問するなど、技術はもちろん、スタッフとともに働く喜びや、来院者さんとのつながりなど、アルジュナデンタルにおいても、さまざまなことが大きく変化してきたと感じています。
日本で月1回開催されているNPOミーティングで、毎月アルジュナデンタルに行かれていたDrから、いろんな情報を聞いていました。
実際に現地で皆さんがチームワーク良く働かれている空間に自分も一緒にいると、「もっと、自分にできることは何だろう」と考えさせられます。
スケルティ先生との信頼関係も深まり、同じ考えのもと治療をスムースに進めることができるようになりました。
昨年10月の日本での研修で学ばれたことを、確実に実践されている様子を確認することができました。研修が活かされておりうれしく思います。
顔なじみの患者さんもできました。健康への意識も高まり、少しずつ予防が広まってきているのを感じます。
バリに住む日本の女の子2人と一緒に「こども矯正」のトレーニングをしているところです。 月に1回、スカイプでもトレーニングを行っています。歯並びもかなりキレイになりました!
アルジュナデンタルで定期健診が定着するよう、歯周病と健診の大切さについての話をしました。遠くから来られている方、痛くなってからしか歯医者に来ないという方に、このようなお話ができる機会はとても有意義で貴重なものだと感じています。
VOL.6 2014.10.9〜10.15
アルジュナデンタルのスケ先生が初のなんごうや歯科医院を訪問!10月9日〜11日の3日間、技術向上のための研修を行いました。
一生懸命、技術を学ぶスケ先生、同時に当院の〝健康で幸せな人をつくる場所〟であることも感じていただけたのではないでしょうか。
2日間という短い期間だったので、スケ先生になんごうや歯科医院とスタッフのことを知ってもらうために、ウェルカムボードとみんなの顔写真を貼った自己紹介ノートを渡しました。とっても喜んでいただけて、私たちも大満足!!
香利先生から虫歯治療の実習を受けるスケ先生。とても真剣に、とても熱心に取り組まれている姿が印象的です。
神経を取った歯の治療を練習している様子。真剣なスケ先生から、より高い技術を吸収したいという思いが伝わってきました。上杉先生も丁寧に治療ポイントを指導し、スケ先生の思いに答えます。
アルジュナデンタルへ研修に行ったときに引き続き、スケ先生と歯石取りの練習を行いました。現地でバリ在住の日本人の方々に、少しずつ予防を広めていらっしゃるとのこと。それを聞いて、とてもうれしく思いました。
歯を模型に装着し、歯の神経を取る練習をしています。香利先生と木村先生に疑問点を質問をしながら、一つ一つ作業を確認していきました。
日本にしかない機器を使っての治療を見学中。バリでもその機器を取り扱いたいとの要望でした。今後、ますますバリでの治療がさらに向上しそうです。
VOL.5 2014.9.28〜10.1
前回の訪問は同年2月。アルジュナデンタルのスタッフの皆さんと現地の気になっている子どもたちにも再会できることを楽しみに、いざ出発!
今回も新たにKODOMO矯正をスタートさせることができたお子さんもいて、来年の訪問がますます楽しみになりました。
アルジュナデンタル医院の前でパシャリ!
アルジュナデンタルでの治療処置を見学中。
アシスタントのコマンさんは患者さんへの気配りと、ドクターの処置がスムーズにいくように迅速な器具の受け渡しなど、素晴らしい対応をされていました。
私たちも、心のこもった対応を日々行っていけるようにと、改めて考えさせられました。
患者さんへの治療方針の説明をしています。日本語ならではの微妙なニュアンスが伝わり、患者さんにも安心していただけました。
バリに住む日本人の子どもたち。
やはり、日本と同じように虫歯に悩むお母さん方がたくさんいらっしゃいます。 子どもたちやママたちもずっと笑顔でいられる方法として、虫歯予防をもっと浸透させて、笑顔をつくるきっかけの1つにしたいと感じました。
子どもの歯のクリーニングをするスケ先生。
バリで予防はあまり浸透していませんが、アルジュナデンタルでは予防に力を入れています。
クリーニングとフッ素処置を行いに来る子どもたちがたくさんいます。
治療計画、治療方針をディスカッション中!
スケ先生は、患者さんがどのような治療を望んでいるのか、そしてどう関わっていけば良いのか、真剣に考え、香先生に質問されていました。アルジュナデンタルに通院されている患者さんのために、より安心できる環境づくりを行うことが、スタッフ一同の目標です。
VOL.4 2014.2.9〜2.13
2013年2月から定期的に当院スタッフが「アルジュナデンタル」を訪問し、現地スタッフに歯科医療を指導しています。現地にもお子さんの歯並びを気にするお母さん方がたくさんおられ、KODOMO矯正の「健康に生きる」という考えに賛同し、KODOMO矯正を始めています。
滞在期間は、2014年2月9日〜13日。バリ島での歯科医療を経験・体感することで、今後、医療人としてでき得ることを見つけたい。そんな思いを胸に現地へ。
なんごうやスタッフと一緒に、アルジュナデンタル前にて撮影。右から2番目が歯科医師のスケ先生、隣がフェニー先生、続いて助手のコマンさん。
「現地の医師のスキルアップは、まだまだこれからです」。香利先生は今回で4回目の訪問。治療計画の立案から治療の進め方、歯周病治療、MFT、虫歯予防など、あらゆる技術を指導します。
歯石を取る道具の動かし方や道具の選び方などを指導する千谷さん。日本では、歯周病や虫歯の治療・予防が可能ですが、バリでは歯周病の対処がほとんど行われていません。「今後、歯周病について現地のスタッフとどう関わっていけるか、考えるきっかけができ、楽しみが増えました」。
来院者さんに安心してもらえるよう、できるだけ日本の材料と同じ物や現地の物でも日本企業の製品を使用しています。また、日本で使っている便利な器具を訪問時に持ち込んで、使用することもあります。
今回2回目の訪問となる浅見さん。前回の訪問時にKODOMO矯正を始めた女の子と3カ月ぶりの再会。「歯並びが改善しており、ご家族の方からも『良かった!』って言ってもらったことがスゴくうれしい〜!」。
KODOMO矯正・MFTトレーニングの様子。この女の子も歯並びが改善!「スカイプ(ネット)ではなく、直接顔を合わせて話ができたことで、お互いの安心感やモチベーション、今後の目標の再確認ができました」と浅見さん。
虫歯予防についての説明風景。バリでは近年、甘い食べ物のお店が増えていて、また、町を歩くと子どもはお菓子をもらう習慣があるため、常に何かを食べている状態にあり、この親子が住んでいる村の子どもたちは、ほぼ歯がないとのこと。お母さんは、日本とは違う生活環境に、とても不安をお持ちでした。
歯石を取る道具の刃の研ぎ方を指導する田野さんと、同じく歯石を取る道具のメンテナンスを指導する藤川さん。刃物なので研ぐ必要があること、研ぎ方のコツなどを説明しています。
絵本を通じて、現地の男の子とコミュニケーションをとる後藤さん。「人と人とのつながりは、国が違っても関係ないんだなと感じました」。
なんごうや歯科で使っているフッ素ジェルを持っていき、予防についてお話しました。このお母さんは既に日本から高濃度のフッ素を持参しているそうです。バリには予防の概念がありませんが、現地に住む日本人のお母さん方は、独自で本を読んだり、ママ友間でフッ素について話をしたり、予防への関心が高いようです。
2013年10月6日〜9日、初めて訪問したときの浅見さん。主に虫歯予防の話をしました。写真は、KODOMO矯正のトレーニングの様子。日本のお母さんと同じで、現地のお母さん方も、お子さんの歯並びをとても気にされています。
文化の異なるバリと日本ですが、歯を抜きたくない、虫歯になりたくない、という思いは共通です。『予防』という概念を浸透させるため、なんごうやスタッフにできること、それは、定期的に訪問し、医療技術を現地スタッフに伝え、現地の来院者さんにもお話をしていくことではないかと思います。