歯がしみる・・・。それ、くさび状欠損かも?

  • 2023年10月3日

くさび状欠損とは、歯と歯茎の境目の一部「歯頚部」と呼ばれる

ところが欠けてしまっている状態のことです。

くさび状にえぐられたような欠損が生じることからこのような名前が付けられています。

くさび状欠損の原因

☑️誤ったブラッシング

☑️咬合圧

☑️ブラキシズム(歯軋り)

くさび状欠損になると、歯のエナメル質の下にある

象牙質が露出してしまうことで知覚過敏症状があらわれ、

冷たいものなどがしみるようになります。

くさび状欠損は自然治癒しません。

そのため、治療法としては

・薬の塗布

・コンポジットレジン修復

を行います。

既に知覚過敏の症状が出ている場合は、

薬剤の塗布やくさび状欠損が生じた部分にコンポジットレジンを詰めて修復し、しみる症状の改善を行います。

くさび状欠損を防ぐ根本的な改善策は、原因となる

・誤ったブラッシング

・ブラキシズム(歯軋り)

などの改善です。

就寝中の歯軋りや食いしばりによる歯にかかる強い咬合力を解消するためには

ナイトガードの装着や

強いブラッシング圧などによるくさび状欠損には正しい歯ブラシ法の習得が必要です。