治療後しみたり、痛みが出た場合の対処法

  • 2024年6月28日
  • 2024年6月27日

昨日は、詰め物をいれた後の痛みの原因についてお伝えしました。

では、実際に治療後しみたり、痛みが出た場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

・経過観察

神経の一時的な過敏や衰弱などの場合は、時間の経過とともに症状が改善することがあります。

ただ、自己判断はせず、必ず治療を受けた歯科医院に相談しておきましょう。

・刺激を避ける

歯を削ったあとは、そもそも神経が過敏になっている状態です。

刺激物や硬いものを避ける、治療した歯を避けて噛むといったことでも、症状を抑えることが可能です。

・噛み合わせ調整

噛み合わせに問題がある場合には、歯科医院でその改善が可能です。

・マウスピースの使用

噛んだときの刺激を和らげるとともに、歯ぎしり・食いしばりがあるときには歯のすり減りを防ぐことができます。

・2次カリエスの治療

当然のことですが、2次カリエスが生じている場合にはその治療が必要です。

適切に治療を行えば、痛みなどの症状は治まります。

・神経を除去する

神経は歯の健康にとって大切な組織ですが、痛んだりしみたりということがどうしても

改善しない・辛い場合には、除去するのも一つの方法です。

・歯周病治療

歯周病によって歯が痛むということもあります。歯周病治療によって、症状は改善します。

治療後の歯の痛みを悪化させないためには

入浴、飲酒、激しい運動などは、いずれも血行を促進させます。

血行が良くなることで、そのまわりの神経が圧迫され、痛みが強くなることがありますので、

できるだけ避けましょう。シャワー程度でしたら問題ありません。

また、喫煙も良くありません。

お口の中の清潔を保てなくなり、細菌の繁殖や炎症の悪化を招きます。

ニコチンが血行を阻害するために一時的に痛みが引くことがあるようですが、

免疫力・治癒力の低下により、長期的な意味では症状を悪化させることになります。