気温がぐっと下がり、乾燥が気になる季節になってきました。
実は冬は、お口のトラブルが増えやすい時期でもあります。
今日は、冬に多いお口の変化と、その予防方法についてお話しします。
◆ 1. 乾燥による「口の渇き」
冬は空気が乾き、暖房の使用でさらにお口の中の水分が奪われやすくなります。
唾液が減ると、
・むし歯になりやすい
・口臭が強くなる
・口内炎ができやすい
などの問題が起こりやすくなります。
〈予防ポイント〉
・こまめな水分補給
・部屋を加湿する
・鼻呼吸を意識する
・よく噛んで食べて唾液を出す
◆ 2. 寒さによる「知覚過敏」
冷たい外気に当たっただけで「キーン」としみる…
そんな症状が冬に強く出る方も多いです。
原因は、歯茎の下がりやエナメル質の摩耗など。
しみる症状が続く場合は、歯科でのコーティング処置や正しいブラッシング指導で改善できる場合があります。
◆ 3. 冬は「歯ぎしり・食いしばり」が増える?
寒さや季節のストレスで、無意識に噛む力が強くなる方が増える傾向があります。
歯が欠けたり、顎が疲れたり、頭痛の原因になることも。
〈対策〉
・就寝時のマウスピース
・意識してリラックスする
・日中「上の歯と下の歯を離す」習慣をつける
◆ 4. お口のトラブルは予防で軽減できます
冬特有の環境は避けられませんが、日々のケアや定期検診で多くの問題は防ぐことができます。
「最近しみる気がする」「口が乾く」「顎が疲れる」など、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
皆さまが快適に冬を過ごせるよう、しっかりサポートいたします。