口の中は基本的に中性で保たれています。
毎日の食事など、私たちは口の中に食べ物や飲み物を入れると酸性に傾きます。
そして、口の中がpH5.5以下になると私達の歯は脱灰(だっかい)し始めます。
脱灰とは、歯の表面のエナメル質が溶け始めることです。
この脱灰が繰り返されることにより、虫歯が発生します。
しかし、私達の口の中には、たえまなく唾液が流れています。
その唾液が口の中を中性に戻しています。唾液は、酸性に傾いた口の中を中和し、
溶け始めている歯の表面を修復します。これを再石灰化といいます。
口の中を汚れたままにしておけば、この再石灰化の促進は妨げられます。
また、常にダラダラ食べたり飲んだりしていれば、唾液による再石灰化が追いつかず、常に酸性に傾いた状態になってしまいます。
なので、食べた後は歯磨きをして口の中を綺麗にしたり、ダラダラ食べたり飲んだりすることは控え、再石灰化を促進させることが大切です。
1日のうち、飲食のたびに脱灰と再石灰化が交互に訪れます。
飲食によって、口の中がどのようになっているか確認しながら食生活を送る事が大切です!