タバコによるインプラント治療のリスク

  • 2024年7月9日
  • 2024年7月8日

喫煙者と非喫煙者ではインプラント治療における成功率、

その後の持ちが変わってきます。

タバコがインプラントに及ぼすリスクを理解して、

喫煙習慣を見直すことが大切です。

では、どのようなリスクがあるのでしょうか?

リスク1:骨が結合しない

タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があります。

これが原因となり、インプラントのオペ後に必要な栄養や酸素が

十分にいきわたらず、周囲の細胞が貧血状態となり傷が治りにくくなります。

そのため、人工歯根と骨が結合せずに、インプラントが脱落する可能性が

高まります。

リスク2:インプラント歯周炎になりやすい

タバコによって唾液分泌が抑制され、唾液の自浄作用が低下します。

そのため、お口の中が歯周病菌が増殖しやすい環境になります。

喫煙者は非喫煙者に比べて、細菌の増殖を防ぐための念入りな

ケアが必要となります。

リスク3:感染症の罹患率が高まる

タバコは白血球数を減少させ、免疫力を低下させるため、

感染症を引き起こしやすくします。

特にインプラントのオペ後は傷口から細菌感染しやすいので、

決められた服用薬を飲み、しっかりアフターケアを行うことで、

感染症防止に努めましょう。