冬に増える”知覚過敏”

  • 2025年12月9日

寒さが厳しくなるこの季節、
「冷たい風が当たると歯がしみる」
「温かい飲み物のはずなのに歯がズキッとする」
そんなお悩みはありませんか?

実は 冬は「知覚過敏」の症状が出やすい季節 なのです。
今回は、知覚過敏が冬に増える理由と、その対策についてお話しします。


◆ 知覚過敏とは?

知覚過敏とは、むし歯などがないのに
・冷たいもの
・熱いもの
・甘いもの
・冷たい風
などの刺激で、歯が一時的に「キーン」としみる症状のことをいいます。


◆ なぜ冬に知覚過敏が増えるの?

冬に知覚過敏が起こりやすくなる理由はいくつかあります。

① 冷たい外気の刺激

冬の冷たい空気が直接歯に当たることで、神経が刺激されやすくなります。

② 歯ぎしり・食いしばりの増加

寒さやストレスによって無意識に歯を強く噛みしめてしまい、
歯の表面がすり減ってしみやすくなります。

③ 歯ぐきの下がり

加齢や強い歯みがきの影響で歯ぐきが下がると、
本来守られている部分が露出して知覚過敏が起こりやすくなります。


◆ 今日からできる知覚過敏対策

ご自宅でできる対策もたくさんあります。

・知覚過敏用の歯みがき粉を使う
・ゴシゴシ磨かず、やさしくブラッシング
・冷たい飲み物を一気に飲まない
・歯ぎしりがある方はマウスピースの使用
・歯ぐきに負担をかけない正しい磨き方を身につける


◆ しみる症状は我慢しないでください

知覚過敏と思っていたら、実はむし歯や歯のヒビが原因だった、というケースも少なくありません。
また、症状が長引くと日常生活のストレスにもつながります。

歯科医院では
・しみ止めのコーティング処置
・噛み合わせの調整
・マウスピースの作製
など、症状に合わせた対処が可能です。


◆ 冬も快適に過ごすために

「冬になると歯がしみるのが当たり前」と思わず、
少しでも気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

皆さまが寒い季節も快適に過ごせるよう、当院がしっかりサポートいたします。