冬になると
「マスクの中のにおいが気になる」
「朝起きたときの口臭が強い気がする」
と感じる方が増えてきます。
実は、冬は口臭が出やすい条件がそろう季節 です。
今回は、冬に口臭が気になりやすくなる原因についてお話しします。
◆ 原因① お口の乾燥(唾液の減少)
冬は空気が乾燥し、さらに暖房の影響でお口の中も乾きやすくなります。
唾液には、細菌を洗い流す「自浄作用」がありますが、唾液が減ると細菌が増え、口臭の原因になります。
特に
・口呼吸
・水分摂取が少ない
・会話が少ない
といった方は要注意です。
◆ 原因② マスク生活による口呼吸
マスクをしていると、無意識に口呼吸になりがちです。
口呼吸が続くとお口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなります。
さらに、自分の吐く息がマスクの中にこもることで、口臭を強く感じやすくなる こともあります。
◆ 原因③ 歯みがき不足・磨き残し
寒くなると体調不良や忙しさから、歯みがきがおろそかになることも。
歯と歯のすき間や歯ぐきの周りに汚れが残ると、細菌が増えて口臭につながります。
特に歯間ケア(フロス・歯間ブラシ)は、口臭予防にとても重要です。
◆ 原因④ 舌の汚れ(舌苔)
舌の表面につく白っぽい汚れ「舌苔(ぜったい)」も、口臭の大きな原因です。
冬は唾液が減るため、舌苔がつきやすくなります。
ただし、強くこすりすぎるのは逆効果。
専用の舌ブラシでやさしくケアしましょう。
◆ 今日からできる口臭対策
・こまめな水分補給
・鼻呼吸を意識する
・歯みがき+フロス・歯間ブラシを習慣に
・舌をやさしく清掃する
・定期的な歯科でのクリーニング
◆ 口臭の原因は歯科でチェックできます
口臭の原因は、乾燥だけでなく
・歯周病
・むし歯
・詰め物の不具合
などが隠れていることもあります。
「自分ではよくわからない」「市販のケアで改善しない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
冬も快適に過ごせるよう、当院がしっかりサポートいたします。