歯周病と台風は、いったいどういう関係があるのでしょうか?
それは「気温や気圧が急に低くなった1~3日後に、歯周炎による歯茎の腫れや痛みが強くなる」ということなんだそうです。
この研究は、2015年に岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科
予防歯科学分野の森田学教授・竹内倫子助教らの研究グループが発表したもので、
「安定期にある慢性歯周炎患者」のべ2万人を調査し分析した結果だということです。
そのメカニズムは不明、とのことですが、
「気圧や気温の変化がホルモン分泌や循環器系に影響し、
慢性歯周炎の急性期の発生に関与した可能性が考えられる」そうです。
また1~3日後と時間差があるのは、
「気圧の低下がストレスホルモンの分泌に影響を与え、歯周病関連菌の増殖を促す」
「歯周病菌が歯周ポケットで増殖し、炎症反応を引き起こす」ためとのことです。
まず、何ともなかった歯茎などが疼きだす可能性があるので、
歯周病の治療など、腫れやすい歯を少なくしておく、事前にケアをしておくことが大切です。
これからの台風シーズン「台風への備え」の1つとして、歯周病対策を気にかけておくのも良いかも知れませんね。