歯が溶け始める(脱灰が始まる)ph5.5より酸性の飲み物とは?

  • 2022年7月22日

暑い日が続くと、冷たい飲み物や炭酸飲料、アイスなど食べたくなりますよね。

私たちの口の中は基本的に中性で保たれていますが、口の中に食べ物や飲み物を入れると酸性に傾きます。

そして、口の中がpH5.5以下になると私達の歯は脱灰(だっかい)し始めます。

脱灰とは、歯の表面のエナメル質が溶け始めることです。

この脱灰が繰り返されることにより、虫歯が発生します。

しかし、私達の口の中には、たえまなく唾液が流れています。

その唾液が口の中を中性に戻しています。

唾液は、酸性に傾いた口の中を中和し、溶け始めている歯の表面を修復します。

これを再石灰化といいます。

口の中を汚れたままにしておけば、この再石灰化の促進は妨げられます。

また、常にダラダラ食べたり飲んだりしていれば、唾液による再石灰化が追いつかず、常に酸性に傾いた状態になってしまいます。

なので、食べた後は歯磨きをして口の中を綺麗にしたり、ダラダラ食べたり飲んだりすることは控え、再石灰化を促進させることが大切です。

また、寝ている時は唾液量が減って、虫歯菌が活発になるため、虫歯になり易い時間なのです。

そのため、寝る1時間前からは飲食をせず(お水やお茶はOK)、口の中が中性に戻ってから寝るようにしましょうね!